夫婦会議

ズボラ、めんどくさがり、がふたりの共通の価値観だというくらい、お互いめんどうなことを先延ばしに生きている。

家庭の運営は会社経営と同じだ!

という言葉に刺激を受けて、夫婦会議というのをやってみたので、その感想を書いてみたいと思う。

あらかじめふたりで決めた時間にテーブルに座り、

「で、何話すんだっけ?」から始まった笑

何を話してもいいよ。

自分ごとだったら、やらなきゃいけないことはわかっているけど、

どうもめんどくさくて手をつけていなくて、でもずっとモヤモヤしてる・・・こととか

相手のことだったら、こうしてほしいなあ、ああしてほしくないなぁとか、重いも軽いも関係なく思ったことがあることを

まずは口に出すことから始めた。

とりあえず話を聞く。

議事録もつくる、会社の会議っぽく。

きちんと向き合って、真面目な状況で、あんまり言いたくない事実とか、もやもやしてることとか、希望とか口に出すのは意外と照れるものだ。

無理してまで言わなくちゃいけないわけでもない。言えることだけでよくて、強制もない。

私の場合、これだけ毎日しゃべりまくっているけど、真面目に話すとなると、恥ずかしくて言いにくいこともあったりする。

まあそれも言っちゃう。

暗黙の了解だけど、どんな状況でも非難しない。

あ、でも私の方は元来イヤミ体質なので、言っちゃったかもしれない。健一くんごめん・・・

手続きとか、契約の見直しとか、前使っていたプリンターを捨てたいとか、仕事の悩みとか、

その場で思いつくものだけでも結構出てきた。どうせ二人しか聞いてないんだからなんでもいいのだ。

話し始めると、慣れてきて、口がとろとろとまろやかになる。

話しただけで状況は変わっていないけれど、背負っているものがふわっと軽くなるように、気持ちが楽になった。

最後にどうしようかちょっと迷ったけれど、

どちらがイツまでにやるかは、あえてそこでははっきりさせなかった。そこまでやると、いやになっちゃいそうだったから。

紙に書いて貼っておくわけでもなく

ただ、わたしの手元に議事録が残っている。

おもしろいことに、その日以来、あれ今日やっとこうかとか

忙しかったら代わりに調べようかとか

わたしらのゆるさなりに進んでいる。

さっきリストをチェックしてみたら、2週間で7割くらい終わっていた。

お腹の中にためておくより、お腹から口から出してみる、がふたりにはいいみたいだ。

いいことがあると、めんどくさがりでも続くんじゃないかな。

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