ひとりではいけないところにも、誰かと一緒なら行けるかもしれない

昨日は、筒井康隆「家族八景」2回目でした。読書会。

珍しいことに、いや、初めてかも・・・参加者が全員男子でした。

前回この本の1回目の時は、人数ももっと多く華やかな雰囲気の中で、

ストーリーに対するさまざまな目線からの第一印象的な感想が多かったのですが、

今回は分析的な視点でぐぐっと入っていく指摘もありました。

本を読んだ後、シェアの時間は30分ほど。

その中で、具体的なことばに注目してみたり、お話しを包む世界観に視点を移したり、

読み手がこの本を読んだあとどんな気持ちで過ごしたかのシェアになったり、

正解はなく、あちこちを行き来する感覚がわたしはすごく好き。

2週間に一回のこの時間が大好きです。

最初にこの本を読んだ時、3章まで読んだあたりでムカムカがして、まゆまゆに「もう読めないかも・・・」とLINEするほど嫌だと感じた本が

続きの「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」を読む頃には、「筒井さん結構いいかも・・♪」と思っていました。

ひとりの読書だったら、吐き気がしたところでやめてしまうけれど、読書会なら頑張ってゴールまで読める、

そこに自力では今までたどりつけなかったなんらかの世界がひろがっている、そんなじんわりしたうれしさがあります。

次回は3月13日(水)

ヴィクトール・フランクルの「夜と霧」を読みます。

メルカリで本を買って、アマゾンで100分で名著の「フランクル 夜と霧」を買いました。

100分で名著は、時代背景とか著者の生い立ちなどが詳しくわかるかなあと、わたしにとって対象の本を読む前のフライングみたいな感じです。

本の世界に没入したいから、そのためのセットアップみたいなもんです。

楽しみで、楽しみで、次の本が決まるとワクワクします。

次回絶賛参加者募集中、ぜひ、初めての方も来てみてくださいね。怖くないよ。安心安全な場ですよ。
お申し込みは、フライヤーの左下にある公式LINEの「参加申し込み」ボタンからどぞ!

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