買った服を持っている服全部と合わせてみる

クローゼットから服を取り出す時、

ついつい、ハンガーをバーにかけたまま、

服だけずるりっとひっぱって、服をとりだすことがある

これをやると、毎度服の首のところが引っ張られて

かわいそうなことになる

愛が足りてないな

ごめんねと、心の中で謝った

服への愛が一番高まる時はいつなんだろう

その後はどうなるんだろうか・・・

一番愛が高まるのは

お店でそれを買おうかどうかを迷った末に、お会計に持って行った時

ラッピングをしてもらって受け取った時

今からうちに一緒に帰るよ、と愛しい気持ちになる

それから

ただいま、とうちに一緒に帰ってきて

試着をした時

はじめて外にお出かけする時も

結構盛り上がる

服に対する愛は、そのあたりがマックスじゃないかと

そのあとは、だんだん服への愛は下降気味じゃないか・・・

いやいや、それじゃあ、あんまり悲しいじゃないかと

窓の外の雨を見ながら思った

もっと愛を持続させたいな

せっかくめぐりあって、連れて帰ってきたものなんだから

はて、どうしたもんか

そうだ、組み合わせだ

上下の組み合わせって、わりかし毎度おんなじような組み合わせをしてしまう

もっといろんな組み合わせ方ができれば

その度に愛を持って、たびたび着てあげられるんじゃないかと

そんなことを思った

ブラウスが届いた

今日からうちの仲間になる

わたしが今持っているスカートとパンツは合わせて12枚

買ったブラウスと、その12枚とをすべて合わせて着てみた

目的は、合う物、合わない物をあらかじめ知っておくために、合わせて着るときの「着方」をわかっておくために

のんびりやって30分くらいかかった

驚くべきは

着る前に想像していた結果と、実際に着て鏡の前に立った時の結果が違っていたこと

色は合っていても、素材感が違っていて似合わなかったり

このブラウスの身幅なら、パンツの裾はテーパードよりストレートの方がいいなとか

ウエストにトップスをインすると、お腹のあたりがモタモタしておデブに見えるなとか

ぜったい合うと思った組み合わせがNGだったり、意外といいじゃんになったり

意外な結果が出た、出た

やっぱり実際に着てみないとわからないもんだな

あらかじめ実際着ておくと、朝出かける前に、

やばっ、この組み合わせ変だわ・・・と慌てることがないというメリットもある

毎回おんなじような組み合わせを、抜け出すことができるかもしれない

すでにクローゼットにいる服たちと、可能な限りの組み合わせを着てみると

親しみが一気に湧いた

新しいものを買った刺激や新鮮さという感覚よりも、「馴染んだ」みたいな感覚

これはいいかも

せっかくうちに来た服たちを

忘れずに、たくさん着てあげられそうだ

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ひとりだとなかなか本が読めないと言う方へ・・・

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ひとりではいけないところにも、誰かと一緒なら行けるかもしれない