10年ぶりの娘の誕生会

2月8日は、娘の22歳の誕生日。

1月中旬ごろだったろうか、娘から「誕生日に友人に祝ってもらうことになってたんだけど、コロナで自粛になったので遊びに行っていいか」とメッセージが来た。

何を食べたいか聞くと、色気のないことに餃子、焼き肉ということだったので、家で焼き肉をすることに。

娘の誕生日に、テーブルを囲み、食事をしながらお祝いするなんて、いったい何年ぶりだろう。

娘は前妻と一緒に暮らしていて、確か離婚したのが2010年だから、娘が10歳の時。その後も何度かは、誕生日のお祝い会をしたように思うが、その後は子供たちが成長したこともあり、わざわざ誕生日会をすることも無くなっていった。

そう考えると10年ぶりぐらいだろうか。

娘は今年専門学校を卒業するが、就職するのではなく、知り合いのスタイリストに弟子入りというか、その方について色々と学ぶことにしたらしい。おそらく収入としてはほとんどなく、当面はアルバイトを続けながら自分の進む道を模索することになると思う。

それも良いじゃないかと思う。娘の人生は娘のものであり、私がとやかくいう筋合いもない。何かあったら助けてやりたいとは思うが、こちらから色々と詮索したり口出ししたりすることはやめようと思っている。

今続けているアルバイトも3月でやめるそうだ。

アルバイトは同じ所でずっと続けていて、バイトながら管理も少し任されているらしく、安定して働ける環境だそうだが、自分が学校を卒業して新たなチャレンジをしようとしている中、そこだけ安定したものを続けるのは何か違うと思ったらしい。安定したバイトを辞めるかどうかかなり悩んだようだが、それでも、自らのチャレンジのためにはその方がいいと判断して辞めることにしたという話を聞いて、素直に感心した。

締めはパーチェのケーキ。

一世ちゃんがなんと、ジョギングでお店まで行って買ってきてくれた。7キロちょっとあったらしい。さすがに帰路はケーキ持って走れないから電車に乗って帰ってきたそうだが、ランニングで汗をかいたウェアが冷えて、寒くて仕方なかったらしい。全く、一世ちゃんらしい。

買ってきたケーキを出してあげると娘は大層喜んでいた。

とても幸せな時間だったなぁ。

コロナ自粛も悪いことばかりではないですな。

Written by K.Nishimura

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