結婚記念日に思い出の南魚沼へ

2022年2月4日は、私たちの二度目の結婚記念日でした。

私たちが出会ったのは、新潟県南魚沼市にある国際大学というビジネススクール。
国際大学に通っていたのは、確か、2003年から2004年のことなので、かれこれ19年近く前のことになります。
当時、学生は8割が外国人、2割が日本人で、日本人の多くは企業から派遣された留学生で、学費は会社持ち。私もそのうちの一人でした。
その一方で、彼女は国際大学に通うために会社を辞めて自費で入学しており、気合の入り方が違ったなと思い出します。
いつ見ても、一生懸命勉強している真面目な学生で、頭が下がる思いで見ていたのを思い出します。

当時は、二人とも別の配偶者がいましたが、色々あって、十数年前から一緒に住むようになり、結婚相談所を始めたことをきっかけに籍を入れ2年が経ちました。

今年は結婚記念日に思い出深い南魚沼にある大好きな旅館の里山十帖で過ごそうと、会社にお休みをいただきました。
朝早くに茅ヶ崎を出て、かぐらみつまたスキー場へ。
平日ということもあり、人出も少なく、広大なゲレンデを堪能。

下山するとゲレンデでは降っていた雪も止んで、綺麗な青空が広がっており、旅館につくと、部屋の窓からは雪を被った越後の山々が。

あまりに綺麗な風景に思わず、うわーと声が出ました。

金曜日の深夜からは、今年一番のドカ雪となり、朝起きたらしんしんと降り積もる雪。

国際大学にいた時は、図書館の窓から見えるしんしんと降る雪で真っ白になった木々が美しく、ずっとみていても飽きなかっなぁ。
久々に、そんな景色を眺められたのも結婚記念日の良い思い出になりました。

当初は、土曜日もスキーに行こうと思っていたのですが、前日の疲れとあまりにドカドカと降る雪に心が折れ、スキーは断念。

朝は旅館でゆっくりと過ごしてから母校を巡り、大好きなお蕎麦屋さんで蕎麦を堪能し、その後は、大雪の中慎重に車を走らせ、二日目の宿となる大沢温泉の大沢館へ。

大沢館はトイレも洗面所も供用で、部屋も狭く昭和な感じだし、露天風呂は、内湯と場所が離れていて、脱衣所までもが吹きっさらしだったりと、今の時代からすると不自由さをたくさん感じるのですが、なぜだろう、とても心地いいのです。

人気のある理由がわかる気がします。
二人でまた行きたいねと意見が合いました。

でも、そもそも心地よさってなんなんだろう。

里山十帖は、それこそ、至れり尽くせりの宿で何不自由なく快適に過ごせます。大沢館は、不自由さを感じさせる中にとても心地よい気持ちにさせてくれる。じゃあ、どちらにも感じる心地よさはどこから来るのだろうか、そんなことを二人で話していました。

豪華だったり、綺麗だったり、素敵な調度品があったり、食事が素晴らしく美味しかったり、確かにそれは快適なのですが、もしかしたら里山十帖で感じる心地よさも、そこじゃないかもしれないねと。

もしかしたら、自分の原体験に根ざしているのだろうかとか色々と話していたのですが、皆様はどう思われますかね。

Written by Kenichi Nishimura

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