みかづきぶっくくらぶ①

みかづきぶっくくらぶという本読み会をやっています。

分厚いご本をきっちり要約したり、次のステップにつなげるお勉強のような本読みではありません。
感じたことをカウンセリングのように注意深く言語化して丸はだかにならなくちゃいけないような場でもありません。

2時間の間、スマホから手を離して、小説の世界にひたひたひた。

黙読タイムは、それぞれが自身のめいっぱいここち良い環境で、ご本を読んでもらいます。

うちは夫婦で参加していますが、別々の部屋で、好きな飲み物を飲みながら読んでいます。本を読む姿は、顔出ししてもしなくてもいいんですが、みんなの真剣に本を読んでいる表情をこっそり見ながら、いい顔だなぁ、とひそかに思っています。

読み終わったらひとりずつ思ったことを話していくのですが、読み方も人それぞれなんです。

言葉の意味や表現をじっくり捉える人もいるし、ストーリーを自身の経験と重ね合わせて考えてみる人もいます。挿絵の感想を話す人もいます。心の中から、頭の中から、あふれて出してきたものを分かち合うんです。みんな驚くほど違うことを言いますが、本の話をしているだけなので、ああそうなんだ、そんなこと思うんだねと思うだけなんです。

これが会社の会議だったら、自分の視点が「普通」と思ってしまう気がします。

別の人が違う意見を自分の意見にかぶせてくると、自分の人格が否定されたような気がします。
わたしはそんな経験が山ほどありました。
日常の生活の中でも、うちは夫婦仲が良さそうだねとよく言われますが、夫と価値観が違うことは、100万個くらいあって、普通こうでしょう、それ間違っているよと喧嘩にもなります。

お皿の洗い方の違いはなかなか受け入れられなくても、本の感想の違いを受け入れるのは結構簡単だったりします。
違っても全然困りませんし、利害がありませんから。と言うことは、この場は違いを受け入れる練習場ではないか!と1年近く続けて気づいたわけなんです。

わたしには、それぞれの人の意見が、色の違うカラフルなボールのように見えます。
みんなでまあるくなって、そんなボールを投げたり受け取ったり、そうすると、ゆる〜く仲良くなって、自身が癒されていく感じ、これがすごく好きなんです。お仕事の後の時間ですから、がんばる時間ではありません。
緩めた時にぽろりとこぼれ出すことばや感覚、そんなものを分かち合える場にしたいなと思います。

明日から始まります。

次回のみかづきぶっくくらぶ。よかったら遊びに来てください。

○日時
1月12日、1月26日、2月 9日、3月 2日、3月16日

計5回(単発でもご参加可能です)

※すべて 21時から23時

○ZOOMにて行います。お飲み物など手元に持ってくつろぎながらご参加ください。

○料金
1000円/1回

本『かもめのジョナサン』新潮文庫
※ご本を用意してご参加ください。(Kindleでも大丈夫)

ちょびっと気になった方、マユ アージュか、わたしにメッセージを。

お待ちしております。

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