親が喜ぶ結婚より、自分が納得できる結婚を
「親が一番自分のことを理解してくれているから、親が喜ばない相手とは結婚できない」
という言葉を最近耳にしました。その気持ち、なんとなくわかる気がします。
両親って、私のことを小さい頃からずっと見てくれていて、よく知ってくれている存在。
そんな親が「いい人だね」と笑ってくれる相手なら、間違いない気がするし、『安心できる』気がする。
実際、私もそういうふうに思ったことがありました。
「親が喜ぶから安心」は、本当の安心?
最初の就職もそうでした。
自分で決めるより、親の仕事の関係でよく知っている会社を選んで「いいね」と言ってもらえたことで、
なんとなく「自信」が持てた気がしていました。
でも、今振り返ると、それは自分で決めることから逃げていたのかもしれません。
どんな会社に行きたいかもあんまりなかったし、自分の選択にまだ自信がなかった。
親が「それがいい」と言ってくれることで「安心したかった」のだと思います。
自分で決めるって、こわいけど大事なこと
親は、私のことをよく知っているから安心。
もっともらしいのですが、でも、親が知っているわたしは「昔の私」なんですよね。
今、どんなことを大事にしていて、どんな時間が好きで、
何に心が動いて、どんな人とどんな暮らしをしていきたいのか。
そういう感覚って、自分自身にしかわからない部分が多いと思います。
だからこそ、結婚相手を選ぶときに「親が気に入るかどうか」を先に考えてしまうと、
自分の気持ちが「わからなくなってしまう」こともあるのかなと。
自分で選ぶということは、責任を引き受けること
私は、かつて親に反対された相手と結婚したことがあります。
その人のことが本当に大好きで、自分で選んで、覚悟を持って決めた結婚でした。
でも1年半で離婚しました。
それでも、私は、その人を選んだことには、後悔していないんです。
その時はその人をほんとうに好きだったから。
多分その選択は間違ってたけど(笑)
私に必要な「間違い」だったのだと思いました。
「誰のせいでもない、自分のせいでこうなった」と思いました。
ひとのせいにしなかったこと、それだけは、良かったなと、思っています。
自分で選んだ人と、どう幸せになるかを考えたい
結婚生活って、いろんなことがあります。ほんとにほんとにいろんなことがある。
パートナーと気持ちがすれ違ったり、相手の価値観に納得できずにイライラしたり。
そんな時、「この人は自分で選んだんだ」という気持ちがあると、
そこから一緒にどう幸せになれるかを考える力になる気がします。
反対に、「親がいいって言った人」そんな選び方をしていたら、
誰かのせいにしてしまって、余計に苦しくなっていたかもしれません。
自分の気持ちを、大事にするという選択
親の気持ちはやっぱり大切です。
でもそれ以上に、今の自分の気持ちをちゃんと見つめて、
納得できる選択をしていきたいなと感じています。
よく言われる「結婚は自分がするもの、親はどうせ先にいなくなるし。。」
そう言う意味もあるんだけど、どうせなら
「この人を選んでよかった!」
そう思える人生を、自分でつくっていきたい。
少しずつでも、自分の中心の声に耳をすませながら、
そんな風に歩いていけたらいいなと思っています。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
結婚について考えるとき、「親のため」「自分の気持ち」「周りの声」……
いろんな要素が重なって、正解が見えなくなることもあると思います。
そんな時、誰かと安心して話せる場所があると、
少しずつ気持ちが整理されていくこともあります。
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