優しくしているのに報われない・・・
男性も女性も相手に優しさを求める人はとても多いのです。
これは自然なことだと思いますが、だから自分も優しくしようと思って、間違った優しさを表現している人がとても多いと思うのです。
じゃあ、「優しそうなふるまい」と「本当の優しさ」って、なにが違うのか。
あなたは、その違いに、気づいてますか?
たとえば…
相手が疲れてるときに「無理しないで、休んでね」と声をかけた
疲れていそうなのでコーヒーを入れて持っていった
悩みがあったらなんでも話を聞くよと声をかけた
などなど
これ、優しい行動なのですが、同じ行動でも違いがあることわかりますか?
これが、相手の機嫌をとろう、自分の優しさを示そう、評価してもらおう、そんな気持ちからきていたら、そのやさしさは、もしかしたら、自分が嫌われないためや、“安全な場所”にい続けるための言葉かもしれない。
でもそれって、本当に相手のためだろうか。
相手が喜ばなければ、せっかくしてあげたのにって、不満に繋がったりしてないだろうか。
そういう押し付けの優しさが、「優しそうなふるまい」なのです。
私が思う「本当の優しさ」は、相手が求めているサポートを、あなたの感性と想像力をフルに使って感じ取り、その気持ちに寄り添いながら、さりげなく行動で示すこと、どんなに小さなことでも、相手の心に響く、そんな行動が、本当のやさしさなのだと思うのです。
なにもしてあげれなくても、相手がなにも話してくれなくても、ただ黙って隣に座って、一緒に過ごすことも、相手にとってはとてつもない優しさと感じることもあるでしょう。
そのような時は、相手のために家事を一緒に手伝ったり、温かい飲み物を用意してあげたりしても、感謝なんて求めてないのです。
相手にしてあげることが、優しさからの行動であり、相手が喜んでくれたら嬉しいですが、例えそうではなくても、それを不満に思ったり、我慢したりしないのです。
本当のやさしさは、相手が何を感じ、何を必要としているのかを、しっかりと見つめて、ささやかながらも心を込めた行動で示すこと。
それが、相手にほっとしたり、嬉しい瞬間を届けるカギになる。
そのためには、普段から相手をしっかり見て、相手が何に喜びを感じるか、どんなことを大切にしているか、そういったことをきちんと知ろうという努力が必要になると思うのです。
本当の気持ち、好きなこと嫌いなこと、得意なこと不得意なこと、そんなことを知る努力もせずに、優しさを示したいがために相手に何をしてあげようと思っても、それは無理なこと。
普段からのコミュニケーション、タイミングを見計らって適切に質問したり、自分の気持ちをオープンにして伝えることが必要なのだと思います。
最初はうまくいかないこともあると思う。
まだまだ、相手のことを理解できていないし、自分のこともきちんと伝えきれてないだろうから。
でも、失敗しても大丈夫。
そこは問題ではない。
相手にどんなことができるのか、どんなことを喜び、悲しむのか、それを知ろうとするあなたの勇気とあたたかさが、それこそが、本当の優しさなのだと思う。
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